早漏になる要因別の早漏治療法

早漏には確定的な医療定義はありませんが、一般的には性行為における挿入時間が極端に短いケースや挿入前に射精に至ってしまうケースを指します。
その原因には物理的要因と心理的要因の2種類があり、早漏治療法もそれぞれ異なります。
まず、物理的な要因では包茎性早漏と過敏性早漏の2つがあります。
包茎性の場合は常に包皮によって亀頭が守られているため刺激に極端に弱く、手術により余分な包皮を切り取り亀頭を常に露出することで改善されます。
過敏性の場合は亀頭の粘膜が過敏であることが原因で、注射による亀頭強化治療が一般的です。
これは最も敏感なカリ首と呼ばれる部分に素材を注射し、皮膚の中に膜を張ることで粘膜強化を行います。
また、心理的要因には包茎や短小などの身体的なコンプレックスが原因のケースが多くなっています。
病気の一種と判断されるため入念なカウンセリングを行った上で、射精までの時間を延ばす働きがある薬の投与や手術による治療が一般的です。

早漏治療に効果がある包皮小帯切除法とは

手術による早漏治療の場合、包皮小帯切除法が効果が高いと言われています。
亀頭の裏側には亀頭と陰茎を繋いでいる小さな筋があり、これを包皮小帯と呼びます。
この部分は非常に敏感になっているため早漏になっているケースが多く、包皮小帯切除法によりこの小帯部分を切除することで早漏を改善します。
手術は小帯の形に添って楕円形に切除してその部分を縫合するというもので、切除部分が少なく施術範囲も小さいため切除から縫合までおよそ20分程度で終了します。
陰茎の裏側であるため手術後のキズ痕も目立たず、勃起時に突っ張るようなこともありません。
小帯を切除しますが性感帯が失われることはなく、効果としては敏感さが解消され刺激に対する耐性が格段に向上することに加えて、射精を自身でコントロールしやすくなるというメリットがあります。
日帰り治療が可能で通院も必要ないため、誰にも知られずに早漏治療できることも特徴となっています。

まとめ

性行為はお互いが満足することが大切で、挿入時間が全てではありません。
しかし早漏の場合は女性側には不満が残り、男性側はコンプレックスや自信喪失からEDに発展してしまうこともあります。
効果的な治療には何が原因となっているかを把握して確実な診断を行い、要因や症状に合わせた最適な方法を見つけることが大切です。
包皮小帯切除法を含めた複数の治療を組み合わせることで改善効果を高めることも可能なので、早漏に悩んでいる場合はまずは専門医に相談してみることをおすすめします。